Saturday, November 3

愛しの8×10ポラ撮影



もうすでに、次号07号の入稿が始まっているのに、前号のハナシです。
06号のコンセプト・ファッション「LOOK」コーナーでは、“RUGGED”と題してワークウェアのコーディネートを見せています。
すべてモノクロの渋いトーンで貫いたこれらプリントたちは、ディアドーフという旧式の箱形カメラを使った、バイテン(8×10)のポラ撮影なんです。
その場でファイナル・プリントが仕上がるというスピード性は感動的ですが、それだけにカメラマン(恩田義則先生)もモデルも苦労を強いられます。
ディアドーフの使い手としては、ウォーカー・エヴァンスが有名ですが、ぼくが最も敬愛するアンセル・アダムスも使っていたんじゃなかったかな?(アダムスの愛機として知られるのは、アーターのSLRカメラですが)。今回のこの撮影にあたっては、やはりある有名カメラマンの名作写真集をひとつのモチーフにもしてるんですが、それを語るとネタばらしになってしまうので、フォトグラフィに興味のある方は、あれこれ想像してみてください。
やはりモノクロ・プリントは、いい。昔のカメラは、偉大です。

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